内容説明
僕は、坐禅を始める前の約五年間、下落合で開かれていた野口体操教室で、野口三千三先生の薫陶を受けた。当時、僕は子どもの発達の研究をする大学院生だったが、野口先生の教えは僕に測り知れない影響を与えた。坐禅という東洋の行にたまたま出会って、それを自分の生きる道と決めたのも、野口体操の経験があったからだと思っている。野口体操の影響は、現在の自分の坐禅の理解や行い方、指導法に色濃く反映している。野口体操から始まった、「人間とは何か」という探究が、どのような形で僕を坐禅へと誘ったのか?坐禅を野口体操的に見たら、どのようなことが言えるのか?そういったことを話してみたい。
(講師記)
講師プロフィール
藤田一照
1954年愛媛県生まれ。東京大学大学院生時代に座禅に傾倒。82年禅道場入山。87年渡米し、17年半の座禅指導を経て2005年帰国。神奈川県葉山の茅山荘を拠点に座禅の研究、指導に当たる。
↓ アイスブレイク(つながりのワーク)では、参加者が”如意棒で”繋がり会う。
↓ 立位での背骨揺らし
↓ 能動態 受動態 中動態 間(まはひ)
↓ ペアで触れ合う。Outside-in, Inside-out
↓ 座禅。 調身、調息、調心…
↓ 藤田一照氏を囲んで
撮影:佐治嘉隆